お得ライフ研究所

ポイ活上級者が実践する! クレカ積立で最大限ポイントを貯める連携戦略

Tags: クレカ積立, ポイ活, 投資, クレジットカード, 証券口座

はじめに:クレカ積立とポイ活の強力な連携

ポイ活に積極的に取り組んでいる皆様にとって、日々の支出からポイントを効率的に獲得することは基本的な戦略かと思います。さらに一歩進んで、将来のための資産形成とポイ活を連携させ、ポイント獲得を最大化する方法として注目されているのが、「クレジットカード(クレカ)積立」とポイ活の組み合わせです。

クレカ積立とは、証券口座で投資信託などを購入する際に、指定のクレジットカードで決済し、その積立金額に応じてポイントが付与されるサービスです。金融庁の規制緩和により、現在では毎月最大10万円までがクレジットカード決済の対象となっています(2024年からの新NISA制度拡充に伴い、一部証券会社では積立設定上限額が変更される可能性があります)。

このクレカ積立は、決済額に対するポイント還元という点で、まさにポイ活そのものと言えます。しかも、毎月定額を自動的に積み立てられるため、非常に効率的にポイントを貯めることが可能です。本記事では、このクレカ積立をポイ活の視点から深掘りし、最大限にポイントを貯めるための具体的な連携戦略、おすすめの証券口座とクレジットカードの組み合わせ、さらに知っておくべき注意点について、上級者向けの視点から解説します。

クレカ積立の仕組みとポイ活におけるメリット

クレカ積立の基本的な仕組みはシンプルです。

  1. 証券口座を開設する。
  2. 証券口座で、クレジットカードを使った投資信託の積立設定を行う。
  3. 毎月、設定した日にクレジットカードで決済され、自動的に投資信託が購入される。
  4. 決済額に応じて、利用したクレジットカードのポイントが付与される。

この仕組みがポイ活上級者にとって魅力的である理由は以下の通りです。

主要な証券口座と提携クレジットカードの比較

クレカ積立に対応している主な証券口座と、それぞれ提携しているクレジットカードには複数の選択肢があります。各社で特徴やポイント還元率が異なるため、自身のポイ活スタイルや投資方針に合った組み合わせを選ぶことが重要です(情報は執筆時点のものであり、変更される可能性があります。最新情報は必ず各社公式サイトでご確認ください)。

| 証券口座 | 提携クレジットカード | 月間積立上限額 | 基本ポイント還元率(※1) | ポイントの種類 | 特徴/その他 | | :--------- | :----------------------------- | :------------- | :----------------------- | :------------------------- | :----------------------------------------------- | | 楽天証券 | 楽天カード(通常、ゴールド、プレミアム) | 10万円(※2) | カード種別による | 楽天ポイント | 楽天ポイント経済圏での活用度が高い。 | | SBI証券 | 三井住友カード(NL等各種) | 10万円(※2) | カード種別による | Vポイント | 三井住友カードの利用特典(家族ポイントなど)も活用可能。 | | マネックス証券 | マネックスカード | 10万円(※2) | 1.1% | マネックスポイント | 高い基本還元率が魅力。 | | auカブコム証券 | au PAYカード | 10万円(※2) | 1% | Pontaポイント | au/UQ mobileユーザーとの連携が強い。 | | 松井証券 | MATSUI SECURITIES CARD | 10万円(※2) | 1% | 松井証券ポイント(※3) | 松井証券ポイントを投資に利用可能。 |

※1:基本還元率は永続的ではなく、キャンペーン等で一時的に高くなる場合があります。また、年会費無料カードと有料カードで還元率が異なることが多いです。 ※2:2024年からの新NISA制度開始に伴い、積立設定上限額は月10万円となるケースが多いですが、今後の金融商品取引業等に関する内閣府令等の改正内容や各社の対応により、決済上限額やポイント付与上限が変更される可能性があります。 ※3:松井証券ポイントはPontaポイント等に交換可能です。

上級者としては、単純な還元率だけでなく、以下の点も考慮して最適な組み合わせを選ぶことになります。

最適な組み合わせ戦略とさらなる高還元化テクニック

上記の比較を踏まえ、ご自身のメインの経済圏やクレジットカード利用状況に合わせて、最適な組み合わせを選択します。

例えば、楽天経済圏をよく利用するなら楽天証券×楽天カード、三井住友カードをメインで利用しているならSBI証券×三井住友カードが有力な候補となります。ポイント還元率の高さだけを重視するなら、マネックス証券×マネックスカードなども魅力的な選択肢です。

最適な組み合わせを選んだら、さらにポイ活連携でポイント獲得を加速させるテクニックがあります。

これらのテクニックを組み合わせることで、単にクレカ積立でポイントを貯めるだけでなく、関連するあらゆる機会を捉えてポイント獲得効率を最大限に高めることが可能になります。

貯めたポイントの活用方法と注意点

クレカ積立で貯めたポイントは、クレジットカードのポイントとしての一般的な使い道(買い物での利用、マイルや他社ポイントへの交換など)に加え、投資に再利用できる点が大きなメリットです。

多くの証券会社では、提携クレジットカードで貯めたポイントを使って投資信託や国内株などを購入できます。これにより、自己資金を使わずに投資元本を増やし、さらなるリターンを目指すことができます。これを「ポイント投資」と呼びます。

ポイント投資は、以下の点で優れています。

一方で、クレカ積立およびポイント投資にはいくつかの注意点があります。

これらの注意点を理解した上で、自身の資産状況やリスク許容度に合わせてクレカ積立・ポイント投資を戦略的に活用することが、賢いポイ活上級者の道と言えます。

まとめ:クレカ積立をポイ活戦略に組み込もう

本記事では、ポイ活上級者向けに、クレカ積立を活用したポイント最大化戦略について解説しました。クレカ積立は、毎月安定したポイントを獲得できるだけでなく、獲得したポイントを投資に再利用することで、さらなる資産形成を目指せる強力なツールです。

主要な証券口座と提携クレジットカードの比較、最適な組み合わせ戦略、ポイントサイトや期間限定キャンペーンを活用した高還元化テクニック、そして貯めたポイントの活用方法や注意点など、具体的な情報を網羅しました。

ポイ活は日々の支出だけでなく、将来への投資とも連携させることで、その効果を何倍にも高めることができます。今回ご紹介したクレカ積立とポイ活の連携戦略は、まさにその好例と言えるでしょう。

ぜひ、ご自身のポイ活・資産形成戦略にクレカ積立を組み込んで、効率的かつ計画的にお得を追求してください。最新の情報やキャンペーンについては、必ず各社公式サイトをご確認いただくようお願いいたします。